「六星占術で自分の運勢を知りたいけれど、計算方法がいまいち分からない…」
そんな方のために、この記事では本家の六星占術の考え方に沿った運命星の求め方と、6つの運命星の特徴・12年周期の運気サイクル・相性のヒントまでまとめて解説します。
ネット上には「西暦の数字を全部足して運命星を出す」といった簡略化された計算方法もありますが、本家の六星占術とはルールが異なり、星がズレてしまうケースがあります。
ここでは、公式の本や早見表・自動計算ツールでも使われている考え方をベースに、「仕組みはきちんと押さえつつ、実際の計算は早見表や自動計算に任せる」スタイルで分かりやすく整理しました。
「自分は何星人なのか」「今どんな運気の流れにいるのか」を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 六星占術とは？
1-1 六星占術の基本
六星占術とは何か？
六星占術（ろくせいせんじゅつ）は、生年月日から「運命星」を導き出し、その人の性質や運勢の流れを読み解く東洋系の占術です。
算命学や四柱推命などの理論をベースに、「60干支（かんし）」と呼ばれるサイクルを数字化し、そこから6種類の運命星へと分類していくのが特徴です。
- 土星人（＋／−）
- 金星人（＋／−）
- 火星人（＋／−）
- 天王星人（＋／−）
- 木星人（＋／−）
- 水星人（＋／−）
同じ「土星人」でも、プラス（＋）とマイナス（−）で性格や運気の出方が少し変わるため、合計で12タイプに分かれます。
六星占術と他の占いの違い
六星占術は、他の有名な占いと比べて以下のような特徴があります。
- 六星占術 … 6つの運命星＋12年の運気サイクルで、人生全体の流れや「良い時期・要注意な時期」を読むのが得意
- 四柱推命 … 生年月日と生まれた時間まで使い、「命式」と呼ばれる複雑なチャートで性格や運命を細かく分析
- 九星気学 … 生まれた年の「本命星」で方位や相性、年ごとの運勢を見る
- 西洋占星術 … 12星座や天体の位置から、心理傾向やテーマ、タイミングなどを読む
ざっくり言うと、六星占術は生年月日だけで「人生の波のリズム」をかなり細かく見られる占いだと思ってもらえればOKです。
六星占術でわかること（運命星・運気・相性）
六星占術で分かる代表的なポイントは次の通りです。
- 自分の運命星 … 6つのどの星人に属するか（＋／−も含めて12タイプ）
- 12年周期の運気の流れ … 「種子」〜「減退」まで12段階の運勢サイクル
- 人との相性 … 恋愛・結婚・仕事・家族・友人との相性
- 人生の転機 … 新しく始めるのに最適な年・慎重になるべき年 など
自分の運命星と今のサイクルを知ることで、「いつ動き、いつ守るか」を少し冷静に選べるようになるのが六星占術のメリットです。
1-2 六星占術の「運命星」の考え方
生年月日から運命星を導き出す仕組み
本家の六星占術では、次のステップで運命星を決めます。
- 生まれた年と月から「運命数」を出す（専用の早見表を使用）
- 運命数から1を引き、その数に生まれた日を加えて「星数（せいすう）」を求める
- 星数（1〜60）を6つの運命星に割り当てる
- 生まれ年の干支から、プラス（＋）かマイナス（−）かを決める
つまり、「自分は何星人か？」を知るには、
- 60干支をベースにした運命数・星数の仕組み
- 干支から判定するプラス・マイナスの区分
この2つがきちんと絡み合っている、というイメージです。
12年周期の運勢サイクルとは？
六星占術の大きな特徴が、各運命星ごとに決まっている12年周期の運気サイクルです。
| 運気の名称 | 意味・キーワード |
|---|---|
| 種子（しゅし） | 種まきの年。新しいことを始めるのに最適 |
| 緑生（りょくせい） | 芽が伸びる年。勉強・準備・基礎固め |
| 立花（りっか） | 花が開く年。注目されたり、転機が訪れやすい |
| 健弱（けんじゃく） | 体調面に注意。無理をしないでメンテナンス優先 |
| 達成（たっせい） | 実りのピーク。努力が形になりやすい幸運期 |
| 乱気（らんき） | アップダウンが激しい年。冷静な判断とブレーキが大事 |
| 再会（さいかい） | ご縁が戻る年。人間関係の見直しや再スタートに◎ |
| 財成（ざいせい） | お金・仕事で実りやすい年。貯蓄や投資の見直しも吉 |
| 安定（あんてい） | 穏やかな運気。土台固めや生活改善に向く |
| 陰影（いんえい） | 物事が停滞しがちな年。無理をせず様子見を |
| 停止（ていし） | 最も慎重に過ごしたい年。大きな決断は避けるのが無難 |
| 減退（げんたい） | 整理・手放しの年。執着を手放し、次の「種子」に備える |
これら12の運気が、自分の運命星に応じた順番で巡っていきます。
運命星ごとの基本的な特徴
6つの運命星には、それぞれこんな傾向があります。
- 土星人 … 真面目・責任感が強い・コツコツ努力型
- 金星人 … 自由・好奇心旺盛・楽観的でフットワークが軽い
- 火星人 … 直感型・芸術肌・マイペースで波乱含み
- 天王星人 … 社交的・人好き・人間関係が運を左右しやすい
- 木星人 … 堅実・現実的・安定志向で慎重
- 水星人 … 頭の回転が速い・ビジネスセンス・クール
このあと紹介する「計算方法」で自分の運命星を出したうえで、性格や相性のパートも読み進めてみてください。
2. 六星占術の計算方法｜運命星の求め方
ここからは、本家の六星占術の考え方に沿った「運命星の求め方」を分かりやすく整理します。
実際は、書籍の巻末についている運命数・星数の早見表や、信頼できる自動計算サイトを使うのが確実で簡単です。
2-1 自分の運命星を計算する方法
本家方式の大まかな流れは次の4ステップです。
- 年＋月の組み合わせから「運命数」を調べる
- 運命数から1を引き、その数に生まれた日を足して「星数（1〜60）」を出す
- 星数から「土・金・火・天王・木・水」のどの星人かを判定する
- 生まれ年の干支から「＋／−（プラス・マイナス）」を決める
以下では、仕組みのイメージがつかめる程度に内容をかみ砕いて紹介します。
計算ステップ① 生まれた年と月の「運命数」を求める
六星占術では、まず生まれた年と月から「運命数」と呼ばれる数値を出します。
- 専用の早見表（年×月のマトリクス表）から、自分の「年」と「月」の交点の数字を探す
- この数字が、その人のベースとなる運命数になります
注意点として、東洋系の占術では年の区切りが立春（2月4日ごろ）の扱いになることが多く、1月1日〜節分までに生まれた人は前年生まれとして扱う場合があります。
この記事では詳細な早見表そのものは掲載しませんが、
- 六星占術の書籍（細木数子さん・細木かおりさんの年運本など）
- 運命数・星数を解説している専門サイトや自動計算ツール
を使うと、簡単に運命数を確認できます。
計算ステップ② 生まれた日を加えて「星数（1〜60）」を出す
続いて、先ほどの運命数に生まれた「日」を加えて「星数」を求めます。
- 星数 ＝ （運命数 − 1）＋ 生まれた日
- 計算して61以上になった場合は60を引く（60干支のサイクルなので）
例として、
- 運命数が「40」で、誕生日が「20日」の場合
⇒ 星数 ＝ （40 − 1）＋ 20 ＝ 59 → 星数は「59」 - 運命数が「48」で、誕生日が「20日」の場合
⇒ 星数 ＝ （48 − 1）＋ 20 ＝ 67 → 67 − 60 ＝ 星数「7」
このようにして出した星数（1〜60）を、次のステップで6つの運命星に振り分けます。
計算ステップ③ 星数から6つの運命星を決める
星数が決まったら、以下のルールで6つの運命星に分類されます。
- 1〜10 … 土星人
- 11〜20 … 金星人
- 21〜30 … 火星人
- 31〜40 … 天王星人
- 41〜50 … 木星人
- 51〜60 … 水星人
星数が同じなら、誰でも同じ「何星人」になる、という仕組みです。
計算ステップ④ 干支からプラス／マイナスを決める
最後に、生まれた年の干支（えと）から「プラス・マイナス」を決めます。
| 区分 | 該当する干支 |
|---|---|
| プラス（＋） | 子・寅・辰・午・申・戌 |
| マイナス（−） | 丑・卯・巳・未・酉・亥 |
こちらも、年の切り替わりは立春まわりで判定されることがあるので、1月〜節分前生まれの方は「前年の干支」を確認しておくと安心です。
たとえば、
- 星数が「15」で「辰年」生まれ → 金星人（＋）
- 星数が「52」で「未年」生まれ → 水星人（−）
というように、星数で「何星人か」を決め、干支で「＋／−」を決めるイメージです。
計算例（イメージ）
実際の年・月ごとの運命数は、本や早見表で確認していただく前提で、イメージだけ示します。
- 例①：2000年5月20日生まれ（仮の数字）
運命数表で「2000年5月」の欄が「38」となっていたとします。
→ 星数 ＝ （38 − 1）＋ 20 ＝ 57（60以下なのでそのまま）
→ 57 は 51〜60 の範囲なので「水星人」
→ 2000年は「辰年」なのでプラス → 水星人（＋） - 例②：1995年1月10日生まれ（立春前の場合）
1月10日の時点では、前年（1994年）の干支で判断するケースがあります。
→ 運命数表で前年の「1994年1月」の欄の数値を使う
→ 星数を求めたうえで、干支は1994年の戌・亥…など、前年の干支で＋／−を判定
このように、本家方式では干支と60干支サイクルを前提にした計算になっています。そのため、
- 「西暦の数字を全部足して1桁にする」
- 「1〜12の数字を6つの星にざっくり割り振る」
といった簡略法とは仕組みがまったく違う点に注意してください。
2-2 早見表で簡単チェック！運命星を調べるコツ
ここまで読むと、「正確に計算するの、ちょっと大変そう…」と感じる方も多いと思います。
実際、本家の六星占術を紙だけで完全に再現しようとすると、
- 年・月ごとの運命数（早見表）
- 星数のサイクル（1〜60）
- 干支とプラス／マイナスの対応
などをすべて手元で扱う必要があるため、本や公式の早見表・自動計算ツールを使うのが現実的です。
おすすめのチェック方法は、次の3パターンです。
- 六星占術の公式本・年運本に付属している早見表を使う
紙の本を持っている方に最適。立春前生まれの扱いなども注記付きで丁寧に書かれています。 - 信頼できる解説サイトの「運命数・運命星早見表」を使う
運命数や星数の表を公開しているサイトを使うと、年・月ごとの数字を確認できます。 - 自動計算ツールで一気に出してしまう
生年月日を入力するだけで「運命星」「プラス／マイナス」「大殺界」「今年の運気」までセットで出してくれるツールもあります。
この記事は、あくまで計算の仕組みと注意点を理解するためのガイドとして使い、「最終的な星の判断」は早見表や自動計算でご確認いただくのが安心です。
3. 運命星別の性格・相性・運勢の見方
ここからは、「自分は何星人か」が分かった前提で、運命星ごとの性格や相性の傾向をざっくり見ていきます。
3-1 運命星ごとの基本的な性格
土星人（＋・−）の特徴
- 真面目で責任感が強く、途中で投げ出さないタイプ
- コツコツ継続することが得意で、長期戦に強い
- 理想が高く、自分にも他人にも厳しくなりがち
プラスは外向きに結果を出しやすく、マイナスは内側でじっくり実力を育てるイメージ。柔らかさと協調性を意識すると、信頼がさらに深まります。
金星人（＋・−）の特徴
- 自由と楽しさが大事で、好奇心旺盛
- 思い立ったらすぐ行動するフットワークの軽さ
- ルールや束縛が苦手で、飽きっぽい一面も
プラスは陽気で明るいムードメーカー、マイナスは少しクールで、好き嫌いがハッキリ出やすい傾向があります。1つのことを続けるコツをつかむと、運気が安定します。
火星人（＋・−）の特徴
- 直感が鋭く、芸術的・クリエイティブな才能
- 感受性が高く、環境や人間関係の影響を受けやすい
- 波乱含みだが、その分ドラマチックな人生になりやすい
プラスは勢いよく前に出ていき、マイナスは感情や感性を内側で深める傾向。勢いだけで突っ走らず、冷静なブレーキ役をそばに置くと◎です。
天王星人（＋・−）の特徴
- 社交的で、人付き合いが上手
- 困っている人を見ると放っておけない優しさ
- 人間関係が運勢に直結しやすい
プラスは明るい人気者タイプ、マイナスはじんわり信頼を集める縁の深いタイプ。周囲に合わせすぎず、自分の軸を持つことで運気が安定します。
木星人（＋・−）の特徴
- 堅実で慎重。大きな失敗をしにくい安定志向
- 計画を立ててコツコツ進めるのが得意
- 責任感が強く、頼られると頑張りすぎてしまうことも
プラスはリーダーシップが表に出やすく、マイナスは裏方やサポート役で力を発揮しやすい傾向。柔軟さや遊び心を取り入れると、さらに運が動きやすくなります。
水星人（＋・−）の特徴
- 頭の回転が速く、情報処理能力が高い
- ビジネス感覚に優れ、お金や取引に強い
- 感情を表に出さないため「冷たい」と誤解されがち
プラスは行動力が強く、マイナスは戦略家タイプ。人間関係で「ちゃんと気持ちを伝える」ことを意識すると、孤立しにくくなります。
3-2 運命星ごとの相性診断
六星占術では、運命星の組み合わせで「恋愛」「仕事」「友人関係」の相性を見ることもできます。
恋愛・結婚の相性（イメージ）
あくまで一例ですが、次のような「相性のよい組み合わせ」と「価値観のぶつかりやすい組み合わせ」が知られています。
- 相性が良いと言われる組み合わせ
土星人 ↔ 木星人・水星人 ／ 金星人 ↔ 天王星人・火星人 ／ 火星人 ↔ 金星人・天王星人 など - 価値観がぶつかりやすいと言われる組み合わせ
土星人 ↔ 金星人・天王星人 ／ 金星人 ↔ 土星人・木星人 など
ただし、どんな組み合わせでもお互いの違いを理解しようとする姿勢があれば、十分にうまくいきます。相性は「コミュニケーションの癖を知るヒント」くらいに捉えるのがおすすめです。
仕事・ビジネスの相性
- 土星人 × 木星人・水星人 … 長期的なプロジェクトや堅実なビジネスで強みを発揮
- 金星人 × 火星人・天王星人 … アイデアや企画、クリエイティブな仕事で相乗効果
- 火星人 × 金星人・水星人 … 斬新な発想をビジネスに落とし込みたいときに◎
- 天王星人 × 木星人・金星人 … チームワークが大事な組織やイベント運営で活躍
- 木星人 × 土星人・天王星人 … 組織づくりや仕組み化が必要な場面で力を発揮
- 水星人 × 土星人・火星人 … 戦略・交渉・数字を扱う仕事で頼れるコンビに
職場での人間関係にモヤモヤしたとき、相手の運命星の特徴をチェックして接し方を少し変えてみると、空気がガラッと変わることもあります。
友人・家族との相性
友人や家族は、「安心して本音を話せるかどうか」が一番大事。六星占術では、
- 土星人 ↔ 木星人・天王星人
- 金星人 ↔ 火星人・天王星人
- 火星人 ↔ 金星人・水星人
- 天王星人 ↔ 土星人・木星人
- 木星人 ↔ 天王星人・水星人
- 水星人 ↔ 木星人・土星人
などが「価値観を分かち合いやすい」とされることがありますが、実際には育った環境や人生経験も大きく影響します。
星の相性はあくまで「関係を良くするためのヒント」として、現実のコミュニケーションを大事にしながら活用してみてください。
4. まとめ & 六星占術を活用する方法
4-1 運命星を知って人生をより良くする
六星占術は、「未来を当てる」ためだけの占いではなく、
- 自分の性格や思考のクセを知る
- 12年周期の運気の波を把握する
- 人との相性を理解して、関係性を整える
といった形で、人生の選択を少し楽にするためのツールとして使うのが向いています。
特に、
- 「今は頑張る時期なのか、休む時期なのか」
- 「大きな決断を先送りした方が良いサイクルなのか」
を知っておくと、無理なチャレンジで消耗したり、せっかくのチャンスを見逃したりするリスクを減らせます。
運気の流れを活かすコツ
- 好調期（達成・財成・安定など） … 行動量を増やし、やりたいことに挑戦
- 準備・育成期（種子・緑生・立花） … 新しい習慣やスキルを身につける
- 注意期（健弱・乱気・陰影・停止・減退） … 健康・契約・お金のトラブルに要注意。勢いより「守り」を意識
「悪い運気だから不幸になる」というより、注意が必要なタイミングを教えてくれるシステムだと思っておくと、六星占術を前向きに使いやすくなります。
4-2 さらに詳しく知るための方法
六星占術の本・書籍でじっくり学ぶ
もっと詳しく知りたい方は、六星占術の書籍や年運本を読むのがおすすめです。
- 運命星ごとの詳しい性格・恋愛・仕事の傾向
- 12年サイクルの各年の過ごし方
- 「大殺界」の意味と乗り切り方
などが、より具体的に解説されています。
無料・有料の診断サイトやアプリを活用する
「とりあえず自分の星だけ知りたい」という方には、
- 生年月日を入力するだけで運命星・プラス／マイナスを出してくれるサイト
- 毎日の運勢までチェックできる占いアプリ
などの自動計算ツールも便利です。紙の早見表と組み合わせて使うと、「仕組み」と「答え」を同時に確認できるので理解が深まります。
プロの占い師に相談してみる
「自分だけで判断するのが不安」「人生の大きな転機について相談したい」という場合は、六星占術に詳しい占い師さんに相談するのも一つの方法です。
- 運命星・大殺界・年運・月運などをセットで見てもらえる
- 自分では気づかなかった「思考のクセ」や「選びがちなパターン」を指摘してもらえる
- 具体的な行動のアドバイスがもらえる
本やサイトでの自己チェックに、専門家の客観的な視点をプラスしたい方に向いています。
六星占術は、自分の運命星と運気の波を知り、力を入れるべきタイミングと、ゆっくり休んで整えるタイミングを教えてくれる占術です。
ぜひこの記事をきっかけに、「自分は何星人なのか？」「今どんなサイクルにいるのか？」をチェックして、日々の選択に役立ててみてください。
